福島県道いわき浪江線、浪江―大熊間自由通行へ

2019/8/28 18:59
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政府は9月5日正午から、東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴う帰還困難区域内で通行を制限している県道いわき浪江線のうち国道288号につながる浪江町―大熊町間(約6.4キロメートル)の車両の自由通行を始めると発表した。これまで通行証を持つ町民や事業者のみが出入りできた。乗用車などは終日通行可能だが、歩行者や二輪車は引き続き通行できない。

この路線は国道6号で交通事故が発生した際の迂回輸送に使用されるほか、県浜通り地方の自治体への住民の帰還や帰還困難区域にある特定復興再生拠点区域の整備などにも活用されることが見込まれている。

自由通行により、現在も全町避難が続く双葉町へのアクセスもしやすくなる。同町では2020年春に、帰還困難区域に設ける特定復興再生拠点区域内の一部地域の避難指示を先行解除する予定。政府などは「拠点整備の促進が期待される」などと話している。

福島県の浜通り地方は震災と原発事故から8年以上を経ても、家屋などが当時のまま残されるなど、復興関連の整備が進まない。

交通事情に関連したインフラ復旧の遅れも背景にあり、地域の再生や住民の帰還促進にも力になるとみられる。

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