UAゼンセン会長「粘り強い交渉の結果出た」 ~軽減税率には懸念示す

2019/8/28 12:22
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小売りや外食などの労働組合でつくるUAゼンセンの松浦昭彦会長は28日に記者会見を開き、パートなど短時間労働者の条件改善が目立った2019年春季労使交渉について「人手不足が続くなか、粘り強く交渉した結果が出た」と話した。20年の活動方針については「格差是正・賃金改善の動きを止めるわけにはいかない」と意気込んだ。

記者会見するUAゼンセンの松浦会長(左)と木暮書記長(28日、東京都内)

今年の春季労使交渉ではパート1人当たりの平均賃上げ率が2.55%(時給24.4円相当)と5年連続で過去最高を更新した。松浦会長は「持続可能な社会を作るためには、働き手一人ひとりの付加価値を高め、いかに処遇に反映できるかが問われる」と語った。

10月の消費増税にあたっては軽減税率が導入され、小売り・外食の現場を支える働き手には大きな影響が及ぶ。木暮弘書記長は「(現場は)かなり混乱するリスクを抱えている」と指摘。年末までには影響の度合いなどを検証したいと話した。

UAゼンセンは2357の労組が加盟し、組合員は合計で181万人を超える(19年8月時点)。記者会見ではこれまでの取り組みを継続・発展させるために、22年をめどに組織構造のありかたを見直すとも説明した。定期大会や共闘体制の改善などを検討するという。

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