ロシアとトルコ、兵器の共同生産に意欲 首脳会談で

2019/8/28 5:46
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【モスクワ=小川知世】ロシアのプーチン大統領は27日、モスクワ郊外でトルコのエルドアン大統領と会談した。プーチン氏はロシア製の最新鋭戦闘機などを視察したトルコ側が「購入だけでなく、共同生産にも関心を示した」と述べ、両国の軍事技術協力の強化に意欲を示した。ロシア製の地対空ミサイル(SAM)システムの導入でトルコと対立する米国をけん制した。

27日、モスクワ郊外で会談したロシアのプーチン大統領(右)とトルコのエルドアン大統領=ロイター

両首脳は同日開幕した航空・宇宙展示会で、トルコへの売却が検討される戦闘機スホイ35や最新鋭のスホイ57などを視察した。会談後の共同記者会見でプーチン氏はトルコによる購入や共同生産に言及し、「我々も用意がある」と述べた。エルドアン氏も「対ロ関係で重要な段階の一つが共同生産だ」と応じ、両国の防衛産業のトップ間で議論すると表明した。

米国は7月にトルコがロシア製のSAM「S400」の導入を始めたのに反発し、米最新鋭ステルス戦闘機F35のトルコへの売却を凍結した。ロシアは代わりにスホイ35をトルコに供給する方針を示している。両首脳はS400のトルコへの輸送が27日も実施されたと明らかにし、連携を進めると強調した。

シリア情勢の安定に向けた連携も確認した。トルコと国境を接する北西部イドリブ県ではロシアが後ろ盾のアサド政権軍が攻勢を強め、反体制派を支援するトルコ軍が孤立している。プーチン氏は「正常化に向けた追加措置を協議した」と語った。9月中旬にトルコで開くロシア、トルコ、イランの3カ国首脳会談で議論するとみられる。

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