ブラジル、アマゾン森林火災の援助拒否 仏に反発

2019/8/27 21:46
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【サンパウロ=外山尚之】ブラジル政府は26日、アマゾン熱帯雨林の火災について、主要7カ国首脳会議(G7サミット)で決まった資金援助2千万ドル(約21億円)の受け入れを拒否する方針を発表した。ボルソナロ大統領はこれまで森林開発を擁護する姿勢を示し、フランスのマクロン大統領らが森林保護を要請したことに対し「内政干渉だ」と反発していた。

ブラジルのボルソナロ大統領はアマゾン開発に対する欧州の干渉に反発していた(20日、ブラジリア)=ロイター

オニキス・ロレンゾニ官房長官が地元紙グロボ(電子版)の取材に対して明らかにした。「世界遺産であるノートルダム寺院の火災を防げなかったマクロン氏が我々に何を教えたいのだろうか」と述べ、マクロン氏の介入は植民地主義的で帝国主義的だと批判した。

ボルソナロ氏は仏が主導して資金援助が決まったことについて疑問を呈しており、26日にはツイッターで「(マクロン氏は)アマゾンに対し不適切でいわれのない攻撃をしている」と非難した。

ボルソナロ氏は7月末にルドリアン仏外相がブラジルを訪問した際も、会談を急にキャンセルして散髪したことがある。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の順守を迫るマクロン氏への反発とみられる。その後もボルソナロ氏はフェイスブックでマクロン氏の25歳年上のブリジット夫人を嘲笑するような投稿をするなど、攻撃を続けていた。

ボルソナロ氏は森林保護そのものには取り組む姿勢を示しており、消火活動のためにアマゾンに軍を派遣。親交があるトランプ米大統領やイスラエルのネタニヤフ首相の支援申し出については受け入れると表明した。

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