2019年9月22日(日)

NTTドコモ 個人情報の活用状況を透明化、自由に設定

2019/8/27 21:00
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NTTドコモは27日、携帯電話サービスなどで集めている利用者の個人情報の取り扱いを12月11日から見直すと発表した。外部企業への情報提供に同意するかなどの項目を利用者が一目で確認し、提供してもよい情報の範囲を簡単に設定できるサイトを設ける。透明度を高めて利用者の不安を取り除き、個人の位置情報と購買情報を組み合わせるなどのデータビジネスを本格化させる考え。

NTTドコモは12月、利用者が個人データの第三者への提供に関する同意状況を確認したり、範囲を設定したりできるサイトを設ける。「位置情報」など提供したくない情報の種類や提供相手の範囲などを自由に変更できるようにする方針だ。

個人情報の管理を巡っては、就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京・千代田)が就活生の同意を得ずに「内定辞退率」の予測を顧客企業に販売するなどの問題が発生し、個人情報の扱いに敏感な利用者が増えている。NTTドコモは「これまでも法令に沿い個人情報を管理してきた」としているが、こうした状況も踏まえた対応とみられる。

NTTドコモは既存サービスに比べて、どのような情報がどう使われているかをわかりやすくし、同意に関する設定も簡単に変更できるようにしたという。情報管理レベルは以前と変わらないが、わかりやすさと操作性を改善する。

NTTドコモは、位置情報と購買履歴などを組み合わせた個人情報をもとにしたデータを、少なくとも十数社に販売している。ドラッグストア大手のマツモトキヨシとは性別や年代、サービスの利用状況などの個人情報から、精度の高いプロモーションなどマーケティングに活用している。東京海上日動火災保険とは保険商品の開発に生かすことを目指している。

NTTドコモは自社のデータビジネスの現状について「規模はそう大きくない」と説明する。ただ、IDCジャパンによると、国内のビッグデータ分析技術・サービスの市場は2022年に1兆5617億円と、17年比で8割近く拡大する。NTTドコモの主力である通信事業が伸び悩む中、新たな収益源になる可能性がある。携帯電話で約8000万件と国内最大の契約者を抱える強みを生かすには、利用者に個人情報の扱い方を納得してもらい信頼を高めることが欠かせないと判断した。

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