介護送迎バスの位置を自動で連絡 秋田県立大など開発

2019/8/27 17:10
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秋田県立大学は27日、介護施設の送迎バスの利便性を高めるため位置情報連絡システムを開発したと発表した。無線局免許の要らない特定小電力無線を採用し、利用者家族や介護施設への到着時刻の連絡を自動化した。介護スタッフの業務負担を減らし、利用者らの満足度向上につなげる。

送信機を取り付けた介護送迎バス(27日、秋田県由利本荘市の介護施設「ふるさと学び舎」)

秋田県立大学などが開発した介護送迎バスの位置情報連絡システムに使う送信機(左)と受信機

介護送迎バスの位置情報連絡システムについて説明する秋田県立大学の鈴木一哉准教授(左)ら(27日、秋田県由利本荘市)

通信機器開発のアナログデザイン(秋田県由利本荘市)と共同開発した。デイサービスや特別養護老人ホームなどから成る「ふるさと学び舎」を運営する社会福祉法人の中央会(同)の協力を得た。開発に伴い5~6月に実験を実施した。

送迎バス3台に取り付けた送信機から市内2カ所に設置した受信機に位置情報を送る。クラウドを通じて利用者家族らのスマートフォンに到着時刻をメールで知らせたり、地図アプリ上に位置を表示したりできる。

受信機には受信感度の高いアンテナを採用し、計算上は見通し距離で35キロメートル以上の伝送を実現できるという。特定小電力無線を使うことで携帯電話会社との契約が要らず、維持費を抑えられる。

開発を担当した県立大システム科学技術学部の鈴木一哉准教授は「今後介護施設が利用しやすいシステムを開発し、商用化をめざす」と話した。

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