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エンゼルス大谷、日本選手3人目の打率3割なるか

昨季は8月に6本塁打をマークした米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平。投手の疲労が蓄積している夏場に本塁打量産も期待されたが、22試合で1本と伸び悩み、ここまで16本塁打にとどまっている。残り30試合を切り、昨季の22本塁打を上回れるか。一方で打者に専念する今季は規定打席に到達する可能性を残している。大リーグ2年目で初の100安打に届いた大谷が、打率3割をクリアできるかにも注目だ。(記録は26日現在)

18日のホワイトソックス戦では外角に逃げる変化球を捉え、右手1本で中堅越えの本塁打を放った=共同

18日のホワイトソックス戦で放った本塁打は、大谷ならではの1発だった。左腕デトワイラーに追い込まれながら、外角に逃げる変化球を捉え、最後は右手1本でバットに乗せるようにして中堅へ。7月27日以来、実に74打席ぶりのアーチとなる131メートル弾を「タイミングを外されながら、ああいう形でも入るんだという認識ができれば、もうちょっと打撃の幅も広がる」と振り返った。

チームの看板打者であるトラウトは7月以降に20本塁打を量産し、42本塁打とア・リーグトップを独走する。気を吐く同僚に触発される部分もあるのだろう。大谷自身もゴロやライナーが多い現状に「求められているものは単打ではない」と納得していない。ただ、10日から20日までメジャー自己最長の11試合連続安打を記録するなど、コンスタントに安打は出ている。俊足を生かした内野安打も目立ち、8月の月間打率は3割1分6厘。7月は同2割7分7厘にとどまっていたが、打撃の状態は上向いている。

25日の試合終了時点で今季は374打席に立ち、打率2割9分8厘。残り29試合で128打席を加えれば、シーズンの規定打席(502)に到達する。1試合あたり必要な打席数は4.41。指名打者制のないナ・リーグ本拠地での交流戦は残っておらず、3番に固定されて先発出場を続ければ、手が届く可能性のある数字だ。

大リーグで規定打席に到達しての打率3割をマークすれば、イチロー、松井秀喜に続く日本選手3人目となる。この挑戦に対し、困難な壁となりそうなのが、今後の対戦カードだ。

好投手そろうアストロズ戦が鍵

同じア・リーグ西地区で首位を独走するアストロズと7試合、同地区2位でワイルドカードでのプレーオフ進出のかかるアスレチックスと5試合、同東地区首位のヤンキースとは3試合が残っている。大谷が高打率を残す上で、特に大きな鍵を握るのはアストロズ戦だろう。

アストロズはリーグ屈指の豪腕バーランダー、昨季に並ぶ15勝をマークする右腕コールに加え、7月末には期限いっぱいの駆け込みトレードで、ダイヤモンドバックスから2009年サイ・ヤング賞右腕グリンキーを獲得した。先発陣の顔ぶれは、大リーグ随一と言われるほど豪華だ。大谷は23日、今季通算200勝を達成したグリンキーと初対戦。第1打席は外角低めの変化球を振らされて中飛、第2打席も低めの変化球で二ゴロ併殺に打ち取られるなど3打数無安打に封じ込まれた。

ア・リーグ西地区4位とチームが低迷する中、大谷が強力投手陣との対決でどんな打撃を見せるのかが今後の見どころとなる。純粋に打者としての成績だけが表れる貴重なシーズン。大谷はどんな記録を残すのだろうか。

(常広文太)

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