五輪選手の父懲戒を非公表 スケボー施設違反、奈良

2019/8/27 10:20
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2014年ソチ冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプ銅メダリストの平岡卓選手(23)が出資し、地元の奈良県御所市に16年にオープンした「御所スケートボードパーク」に関し、同市職員だった父親(60)が建設時の法令違反で今年3月に停職6カ月の懲戒処分を受けていたことが27日までに、市への取材で分かった。市は公表しておらず「平岡選手の功績や将来への影響を考えた」としている。

2016年、奈良県御所市にオープンした「御所スケートボードパーク」=共同

2016年、奈良県御所市にオープンした「御所スケートボードパーク」=共同

パークは行政指導を受け、営業を休止中。市や代理人弁護士によると、父親は「子どもたちのために本格的な練習施設をという声があり申請時とは違う形にしてしまった。正規の手続きをし直し営業を再開したい」と話している。今年3月、定年退職したという。

パークは農地を転用して造られ、父親は農地法に基づく事業計画を提出した際、窓口となる市農業委員会の事務局長だった。

市農業委員会などによると、父親は「ボウル」と呼ばれるおわん形の練習場を当初1カ所と申請していたが、実際には2カ所造成したり、無許可で待合所や駐車場を設けたりしていた。昨年9月に市民から情報提供があり発覚。都市計画法や宅地造成等規制法などに違反するとして指導や勧告が行われた。

父親は審査には関わっていないが法令を熟知する立場にあったとして、市は信用失墜行為に当たると判断した。〔共同〕

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