秩序あるEU離脱要請 日英首脳が初会談

2019/8/26 19:46 (2019/8/26 21:17更新)
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【ビアリッツ(フランス南西部)=甲原潤之介】安倍晋三首相は26日昼(日本時間同日夜)、英国のジョンソン首相とフランス・ビアリッツで会談した。英の欧州連合(EU)離脱問題による影響を最小限に抑えるため、EUとの合意に基づく秩序ある離脱を要請した。ジョンソン氏は「円滑な離脱に努力したい」と応じた。

 会談前にジョンソン英首相と握手する安倍首相(26日、フランス・ビアリッツ)=共同

両首脳の会談は7月のジョンソン氏の就任後、初めてだ。ジョンソン氏は「合意なき離脱」も視野に強気の姿勢を崩しておらず、10月末の離脱を明言している。安倍首相は仮に合意なき離脱になった場合、経済への悪影響を懸念する欧州進出の日系企業の声を伝えた。「英国が魅力的な投資先であることを強く期待する」と強調した。

両首脳は北朝鮮が洋上で積み荷を差し替えて密輸する「瀬取り」への対処など防衛協力の進展を歓迎した。日英外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)の開催へ調整することでも一致した。

ジョンソン氏は日本の商業捕鯨再開に関して問題提起した。安倍首相は捕鯨に関する日本の立場を説明した。

安倍首相はEU加盟国が実施する東日本大震災の被災地の食品輸入規制に関し、早期緩和への協力を求めた。EUとは農水産品の一部を対象に放射性物質の検査手続きを簡素化する方針で6月に合意している。ジョンソン氏は「その方向で検討したい」と応じた。

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