四川長虹、1~6月期 純利益68%減 テレビ過当競争で

2019/8/26 19:30
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【広州=比奈田悠佑】中国の中堅家電メーカー、四川長虹電器の2019年1~6月期の純利益は前年同期比68%減の5112万元(約7億5千万円)だった。主力の液晶テレビの価格競争が激しく、収益が悪化した。中国では家電製品の普及が一巡し、消費も伸び悩むなか、家電各社の経営は踊り場を迎えている。

四川長虹電器はテレビの価格競争激化に苦しんでいる(1月、米ラスベガス)=ロイター

売上高も3%増の399億元(5900億円)で小幅な伸びにとどまった。液晶テレビの単価が下がっていることが大きい。中国・国家統計局によると100戸あたりのテレビ保有数は農村部でも120台を超え、メーカー間の価格競争が激しくなっている。

中国テレビメーカーでは世界シェア3位のTCL集団、4位の海信集団(ハイセンス)など大手が存在感を示す。大手は欧米など海外市場を開拓しており、業績は比較的安定している。一方、四川長虹の海外売上高は約2割にとどまり、国内の市場環境の変化に特に左右されやすい収益構造となっている。

中国の7月の小売売上高(社会消費品小売総額)は前年同月比7.6%増。伸び率は6月から2.2ポイント縮小した。市場に飽和感が出ているテレビや洗濯機など家電業界にとっては今後、一段と厳しい経営環境が予想されそうだ。

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