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オリックス、打線覚醒で「いけるんちゃう?」

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2019/8/27 5:30
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打線活性化の要因の一つにロメロの復調が挙げられる。右脇腹痛で4月中旬から約1カ月間、6月下旬からも1カ月間離脱したが、7月23日に復帰すると鬱憤を一気に晴らす。4番に座った8月6日から打ちまくり、8月の月間打率は3割8分8厘。下山真二打撃コーチは「これまでは気持ちばかりが先行して、どんな球でも追いかけて打ちにいっていた。今は打つべき球だけを打つようになっている」と話す。さらに「一番は気持ちじゃないか。前半戦はけがで離脱していた期間が長く、それでいてチームは上位に食らいついていた」。不振や長期離脱が即退団につながる外国人選手ならではの危機感も、好調を後押ししているようだ。

ロメロの復調、モヤの加入で負担の減った吉田正は8月の月間打率が4割を超える=共同

ロメロの復調、モヤの加入で負担の減った吉田正は8月の月間打率が4割を超える=共同

同じ中軸を打つ吉田正の負担を減らす意味でもロメロの復調は大きい。前半戦の多くの試合は「(長距離打者が)正尚しかいなくてプレッシャーが掛かっていた。相手からしたら正尚(との勝負)だけ避けておけば、というのがあったと思う」と下山コーチは説明する。

■ロメロ復調、吉田正に余裕

現在はロメロの調子が上向いたことに加えて、7月に中日から緊急で獲得したモヤの頑張りもあり「正尚に余裕ができたのが大きい」と下山コーチ。「以前は1点ずつしか取れなかったのが、今はまとめて点を取れるようになってきた」とも話す。8月6日以降は3番吉田正、4番ロメロ、5番モヤで打順を固定。中軸の並びが定まったことで「誰か1人が塁に出れば、後は3人に任せておけ、というムードが出てきた」と風岡尚幸ヘッドコーチは手応えを感じている。

今は先制されても「いけるんちゃう?という雰囲気が出てきている」とも下山コーチは話す。ロメロと同じく好調で、8月の月間打率が4割を超える吉田正は、自身の特大2ランもあって日本ハムに逆転勝ちした23日、「チームがいい戦いができているので、その流れに乗ってクリーンアップとして(走者を)かえしていけるよう頑張りたい」と抱負を語った。

24日は日本ハムの有原航平、25日は昨季まで同僚だった金子に抑えられて連敗。好投手を相手にどう食い下がるかというテーマが残っているのは確かだ。ただ、シーズン終盤に来てチームが上昇気流に乗りつつあることも事実で、この勢いのままCS進出も「いけるんちゃう?」というムードに包まれている。

(合六謙二)

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