2019年9月21日(土)

イラン外相、仏大統領と会談 核合意巡りG7開催地で

イラン緊迫
ヨーロッパ
中東・アフリカ
2019/8/26 0:47 (2019/8/26 9:24更新)
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25日、イラン外相を乗せた政府機が仏ビアリッツに到着した=AP

25日、イラン外相を乗せた政府機が仏ビアリッツに到着した=AP

【ビアリッツ(フランス南西部)=白石透冴】イランのザリフ外相が25日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)開催中のビアリッツに政府機で到着し、マクロン仏大統領とルドリアン仏外相と会談した。G7首脳が24日に話し合った内容を踏まえ、仏イラン間で核合意維持の条件などを討議した。ザリフ氏は同日、同じ政府機で去った。

仏外交筋は「24日夜にザリフ氏を招待することを決めた」と明かした。トランプ米大統領との接触はなかったもようだ。

G7首脳は24日の会談で、イランの核兵器保有を認めないことと、地域の安定を求めることで一致した。議論の結果をザリフ氏に伝えるため、マクロン氏が急きょ招待を決めたもようだ。

ザリフ氏は25日、マクロン氏、ルドリアン氏と会談した際に撮ったとみられる写真をツイッターに投稿し、「厳しい道のりが待ち構えているが、試す価値はある」などと投稿した。仏大統領府関係者は「前向きな話し合いができた。今後も継続する」と述べた。

マクロン氏は、原油の部分的な輸出をイランに認める代わりに、核合意を順守させる案などを米国に働きかけている。現在は米政権がイラン産原油を全面禁輸しており、イラン経済に大きな重しとなっている。

ロイター通信によると、イランは核合意維持の条件として、少なくとも1日70万バレルの原油輸出を望んでいる。7月の輸出実績は同10万バレルまで落ち込んでいるという。

ザリフ氏訪問は一部の関係者しか知らなかったもようだ。仏大統領府関係者は「米国にも事前に大統領レベルで伝えた」としている。だが米政府はトランプ氏が知らなかったとしており、言い分が食い違っている。

ザリフ氏はG7サミット開催前の23日にマクロン氏とパリで会談しており「いい方向に進んでいる。ただやるべきことは明らかに残っている」と話している。

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