2019年9月20日(金)

京アニ事件の献花台 、最終日も途切れぬファン

2019/8/25 17:13 (2019/8/25 18:59更新)
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設置最終日となった献花台で手を合わせる人たち(25日午後、京都市伏見区)

設置最終日となった献花台で手を合わせる人たち(25日午後、京都市伏見区)

社員35人が犠牲となった京都アニメーションの放火殺人事件で、現場となったスタジオ(京都市伏見区)近くに設けられた献花台は25日、設置の最終日を迎えた。「勇気をもらった」「これまで以上に良い作品を」。花束を手にしたファンや犠牲者の友人ら弔問者が途切れず、感謝を胸にアニメーターたちに哀悼の意を示した。

献花台を訪れるのは3回目という京都市下京区の介護職員、斎藤実生さん(42)は2歳の時から右耳が全く聞こえない。京アニ作品「映画 聲の形」の登場人物が同じく耳が聞こえず、人間関係に悩む様子を見て、自身の体験と重なった。「前向きに生きようとする姿に勇気をもらった」と話した。

京都アニメーションが制作したアニメのキャラクターを描いた色紙を供える女性(25日午後、京都市伏見区)

京都アニメーションが制作したアニメのキャラクターを描いた色紙を供える女性(25日午後、京都市伏見区)

気持ちの整理を付けるために足を運んだ人も多かった。同社を代表する監督の一人で、事件で命を奪われた武本康弘さん(47)と高校で同級生だった兵庫県赤穂市の介護福祉士、三木紀明さん(47)は「けじめにしたい」と手を合わせた。

三木さんは「人材不足になるだろうが、京アニはこれまで以上にクオリティーが高い作品を作ってほしい」と同社の早期復活を願った。

長野市の大学4年の男子学生(22)は、献花台がなくなることに理解を示し「グッズを買ったり映画を見たり、別の方法で京アニを支援すればいい」と語った。

事件は7月18日に発生。献花台は同月20日に設置され、連日たくさんの花束や手書きメッセージが供えられてきた。京アニは、事件発生から1カ月が過ぎたことを節目として、今月25日で設置を終了すると表明していた。26日以降はスタジオ前や路上への献花を遠慮するよう求めている。

〔共同〕

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