北朝鮮ミサイル発射 「日韓協定破棄の間隙突かれた」

北朝鮮
2019/8/24 7:42 (2019/8/24 10:59更新)
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7月25日に北朝鮮が発射した短距離ミサイルとみられる飛翔体=朝鮮中央通信・AP

7月25日に北朝鮮が発射した短距離ミサイルとみられる飛翔体=朝鮮中央通信・AP

岩屋毅防衛相は24日午前、北朝鮮が弾道ミサイル2発を発射したと発表した。日本の領域や排他的経済水域(EEZ)には落下せず、ただちに日本の安全保障に影響を及ぼす事態ではないと説明した。「発射は明白に国連決議に違反し、距離や種類にかかわらず看過できない」と述べた。

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北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、韓国が日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を日本に通知してから初めてだ。韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は24日朝6時45分ごろと7時2分ごろの2回、東部の咸鏡南道宣徳付近から日本海に向かって弾道ミサイルを発射した。高度は最高97キロメートルで、飛距離は約380キロメートル、最高速度はマッハ6.5以上と探知したという。

岩屋氏は協定の破棄通告が情報収集に影響を与えることはなかったとの認識を示した。「北朝鮮も地域情勢をしっかり見ている。間隙を突いたのではないか」と語った。協定の有効期間が11月22日まで残っている状況を踏まえ「引き続き日韓、日米韓の連携をしっかり取りたい」と強調した。韓国軍は要請に応じ、北朝鮮のミサイル発射の関連情報を共有すると明らかにした。

北朝鮮は約1カ月の間に短距離弾道ミサイルを含む飛翔(ひしょう)体を7度発射した。日本政府はこれまで発射直後は飛翔体と説明し、弾道ミサイルと断定していなかった。岩屋氏は24日発射分について「万全の態勢を取っているので今回は早く判断できる情報がそろった」と語った。

米政府高官は「北朝鮮からのミサイル発射の報道を認識し、情勢を注視している。同盟国である日本や韓国と緊密に連携している」と説明した。

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