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腸内の肥満菌にワクチン、マウスの体重増加を軽減

大阪市立大の植松智教授らは23日、肥満などに関わるとされている腸内細菌の働きを抑えるワクチンを開発したと発表した。肥満の人の便を移植したマウスで効果を確認した。腸内の常在細菌の働きを抑える免疫関連のたんぱく質を多く生み出すことで、肥満や糖尿病の発症を防ぐことができる可能性があるという。

開発したワクチンは、細菌の侵入を防いだり、病原体の毒素を中和したりする免疫関連のたんぱく質「IgA」を作り出す樹状細胞の働きを活性化する。

研究チームは高脂肪食を食べさせたマウスにワクチンを投与する実験をした。IgAが多く作り出され、肥満にかかわるとされる細菌を体外に排出する機能が促進されることを確かめた。さらにマウスに高脂肪食を与えても、体重の増加が鈍化したり、血糖値が早く低下したりしたという。

研究チームはこのワクチンを肺炎球菌やノロウイルスに対しても使う考えで、動物実験を始める意向だ。植松教授は「クローン病など腸内細菌が関連して発症する病気への新しい治療法として早期に確立したい」と話している。

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