2019年9月15日(日)

「県費留学生」第1陣は67人 千葉県の29介護施設に

2019/8/23 15:34
保存
共有
印刷
その他

千葉県は23日、今秋から本格始動する「千葉県留学生受入プログラム」の推進に向け、県内の介護施設や日本語学校の関係者らによる初会合を開いた。県が学費や居住費を助成する留学生の第1陣として、2020年度にベトナムから67人を受け入れる方針を示した。日本語学校や福祉の専門学校で学んだ後、23年度に県内の介護施設に就職する予定だ。

初会合には介護施設や日本語学校の関係者らが集まった(23日、千葉市内)

プログラムには県内29の介護施設のほか、日本語学校20校、介護福祉士を養成する専門学校7校が参加する。県健康福祉部の横山正博部長は「千葉県で働いて良かったと思ってもらえるよう、関係者が一丸となって留学生を受け入れたい」と呼びかけた。

現在は千葉県と提携するベトナムの日本語学校を通じ、留学を希望する学生を募集している。これまでに85人の留学希望者が集まっており、書類選考やネットでの面接で最終的な受け入れ先となる介護施設とのマッチングを進める。

プログラムに選ばれた留学生には来日前から日本語の学習にかかる費用を最高12万円助成するほか、県内の日本語学校での学費60万円、日本での居住費として年額36万円支給する。財源は受け入れ側の介護施設と県が事実上折半する。

留学生67人の受け入れは介護施設側の採用希望数を基に決定した。第1陣が就職する23年度よりも早い時期に外国人を採用したいとのニーズを踏まえ、すでに日本で学んでいる留学生にも31人分の助成枠を設ける。

同日施行したプログラムの実施要綱では、日本語学校や専門学校に在学している間は受け入れ側の介護施設がアルバイトとして雇用するよう求めた。介護福祉士の資格を取得し、介護施設で働く場合は日本人と同じ給与水準とし、最低年収(時間外手当除く)を初年度は250万円以上、2年目は300万円以上と定めた。

会合では、外国人職員を採用した実績のある介護施設が「ビザは確実に発給されるのか」「ベトナムには『介護』の概念がなく、事前に周知してほしい」などの課題を指摘した。県側は法務省の出入国在留管理庁やベトナムの日本語学校と調整し、プログラムが円滑に進むよう努める方針を強調した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。