2019年9月17日(火)

がん検査取り違えで提訴 九州労災病院、3年後死亡

2019/8/23 9:16
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九州労災病院(北九州市)が、2014年に子宮頸がんが疑われた大分県内の当時50代女性の検体を別の陰性患者の検体と取り違えていたことが、23日までに分かった。その後、女性は別の病院で陽性と診断されて治療したが、17年に死亡した。遺族は、取り違えで治療が遅れて死亡につながったとして、計6361万円の損害賠償を求めて福岡地裁小倉支部に提訴した。

原告代理人によると、病院側は取り違えについて過失を認めているが、早期発見していたとしても死亡する可能性があったと主張している。

訴状によると、女性は不正出血が続いたため14年1月に同病院で受診し、子宮頸部などの検査を受けた。臨床検査技師・細胞検査士が誤って他の患者の検体に女性の氏名などを記したラベルを貼り付けたため、実際の結果は「疑陽性」だったにもかかわらず、「陰性」と誤認した。

女性は出血が続いたため再検査を求めたが対応してもらえず、同年10月に他の医療機関を受診。再検査の結果、陽性と判明した。その後、子宮などを全摘出する手術を受けたが再発し、17年4月に58歳で死亡した。女性の遺族は同10月に提訴した。

九州労災病院は「係争中なので答えられない」とコメントしている。〔共同〕

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