米国務長官、ファーウェイ副会長「交渉材料とせず」

ファーウェイ
2019/8/23 4:27
保存
共有
印刷
その他

【ニューヨーク=高橋そら】ポンペオ米国務長官は22日、カナダのトルドー首相、フリーランド外相と会談した。ポンペオ氏はカナダで拘束され保釈中の中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)について「米中貿易交渉の切り札ではない」と表明し、交渉の材料とはしない姿勢を示した。米国はカナダに対して同氏の身柄の引き渡しを求めている。

記者会見するポンペオ米国務長官(左)とカナダのフリーランド外相(22日、オタワ)=ロイター

ポンペオ氏はフランスで開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)に先立ちオタワを訪問した。ファーウェイ幹部の孟氏の身柄の送致要請は「法的なプロセスだ」と政治的な意図がないことを強調した。

一方、中国でのカナダ人男性2人の逮捕は「人権の問題であり、(孟氏の逮捕とは)根本的に異なる」と主張した。カナダ人男性らの解放のため「米国も懸命に努力している」として「中国が世界へのコミットメントを尊重することを望む」と語った。トルドー氏は米国の協力に謝意を述べたうえで「(米国とカナダが)どう対応するかを話し続ける」と話した。

カナダ当局は2018年12月、米国の要請を受け孟氏を逮捕した。その後、中国は国家安全を脅かしたとしてカナダ人男性2人を拘束し逮捕したと表明した。カナダ政府内で中国側の報復措置との見方が強まり、両国の関係は急速に悪化した。

米国はイランとの違法な金融取引に関わった罪などで孟氏を起訴し、カナダに対し送致要請を送付した。カナダ司法当局は引き渡しの妥当性を判断するため、20年1月に孟氏側の弁護団を交えた本格的な審理を開く予定だ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]