福島第2原発の廃炉決定 地域の再生手探り続く
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東京電力ホールディングス(HD)の福島第2原子力発電所の廃炉が正式に決定した。すでに廃炉が決まっている第1原発と合わせ、福島県内の全原発が廃炉となる。第2原発の地元自治体は廃炉作業や関連の研究などが新たな産業に育つことを期待するが、核燃料の安全な処理や原発立地に伴う交付金の縮小といった課題も多い。廃炉開始後の地域再生は手探りが続きそうだ。
7月31日、東電HDの小早川智明社長は県庁と立地自治体の楢葉・富岡両町で第2原発の...
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