高校野球

履正社、雪辱の初V 屈指の右腕攻略

2019/8/22 19:59
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難敵の星稜・奥川を打ち崩しての戴冠に、履正社の岡田監督は「泣くことはないだろうと思ったが、勝手に涙が出てきた」と顔をほころばせた。

【履正社が初優勝 星稜に5-3 全国高校野球選手権】

速球に振り負けず、いい当たりを続けて得た自信が形になったのが、2点差を追い付かれた直後の八回だった。序盤から「直球は当たらない球ではないな」と手応えを得ていた先頭内倉が二塁打し、野口が151キロを中前に勝ち越し打。チームとして初めて150キロ台を快打し、攻略の実感を確かなものにした。

決勝で星稜を破って初優勝を果たし、喜ぶ履正社ナイン=共同

決勝で星稜を破って初優勝を果たし、喜ぶ履正社ナイン=共同

今年は奥川と2度対戦し、完封負けした春の選抜大会は3安打、6月の練習試合は4安打。「何とか5安打以上打ってくれたら」と願っていた岡田監督は、井上の逆転3ランを含む11安打に「2桁なんて夢にも思っていなかった」。

毎年冬にウエートトレーニングで鍛えながら、シーズンに入って筋力が落ちるのが課題だった。そこで今年は春以降もウエートトレの頻度をあまり下げず、パワーの維持に腐心。当初は打力の高くなかった打線に強打の看板が付き、岡田監督は「育成プランが結果として出た」と納得顔だ。

大阪福島商から履正社に校名変更した4年後の1987年、監督に就任した。当初は部員が11人で、うち3人は卓球部などと掛け持ち。「学校の名前すら知られておらず、どこにいっても相手にしてもらえなかった」

そこからT―岡田(現オリックス)、山田哲人(現ヤクルト)らの入学で少しずつチーム力を上げ、ついに成し遂げた春夏通じて初の全国制覇に「夢のよう」。33年の労苦が報われ、万感の面持ちだった。(合六謙二)

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