古墳展望施設見直し 堺市長、市政運営方針

2019/8/22 19:57
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堺市の永藤英機市長は22日記者会見し、大型事業の見直しなど市政運営の方針を発表した。百舌鳥(もず)古墳群の世界文化遺産登録を受け、約26億円で整備する予定だったガイダンス施設の建設を取りやめる。また大阪府と大阪市が設置した副首都推進本部に堺市が参加するなど広域連携を進めると強調した。

百舌鳥古墳群のガイダンス施設の建設計画撤回などを発表する永藤英機・堺市長(22日、堺市役所)

永藤市長は6月10日の就任後、千件以上ある市の全事業の見直しを進めてきた。ガイダンス施設は大山古墳(仁徳天皇陵)のそばに3階建てで建設。展示コーナーを設け、展望デッキから仁徳陵を望めるようにする計画だった。

だが永藤市長は7月、大山古墳の近くから気球を上げる計画を発表。展望施設としての必要性が薄れたガイダンス施設の建設を撤回し「堺市博物館など既存施設を有効活用して古墳群の魅力を高める」ことにした。

児童自立支援施設も見直しを検討する。非行や家庭環境などに問題を抱える堺市の子どもを入所させる施設で、これまでは堺市が約35億円かけて市内に建設する計画だった。

広域連携では27日に堺市長が副本部長として初めて副首都推進本部会議に出席。大阪府と大阪市、経済界で運営する大阪観光局に堺市も参加する方針を打ち出す。大阪府・市とは12月末をメドに東京事務所を一体運営する。さらに泉州や南河内など南大阪の各市町村との連携も強化する。

このほか副市長をトップとしたプロジェクトチーム(PT)も発足させる。島田憲明副市長が「堺グランドデザイン2040PT」を、中野時浩副市長が「堺財務戦略PT」をそれぞれ率いる。

事業見直しについては市民からも提案を募集する。募集期間は23日から9月30日までで、市のホームページなどで受け付ける。応募状況は10月に、検討結果は来年2月に公表する予定だ。

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