設定湿度までの時間3割短縮 ダイニチ工業が新製品

ダイニチ工業は、設定した湿度に到達する時間を従来より約3割短縮できる加湿器の新商品を9月下旬に発売する。水タンクを両手で持てる2つの取っ手や、本体を持ち運ぶためのハンドルなども備えて利便性を高めた。
新商品の「LXシリーズ」は加湿量ごとに2つの機種があり、想定販売価格は3万4800円前後と3万7800円前後(いずれも税別)。全国の家電量販店で販売する。それぞれサンドホワイトとモスグレーの2色をそろえた。
同社の実験によると室温がセ氏25度、湿度40%の会議室の湿度を60%へと加湿するのに従来機は56分かかったのに対し、新商品では39分で到達したという。水受けのトレーには約6カ月間使える取りかえ式のカバーを付けており、手入れの手間も減らす。