2019年9月15日(日)

豊田通商、アフリカで新興に投資 移動サービス対象

自動車・機械
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2019/8/22 18:08
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豊田通商は22日、子会社の仏商社、CFAOと組み、アフリカで活動するスタートアップへの投資会社を設立すると発表した。移動関連のサービスや先進技術などを展開する企業を主な投資対象とする。アフリカでは急速な人口増や都市化に伴い、多様な移動ニーズが高まっている。早くから有望企業を発掘し、成長を支援するのが狙いだ。

新会社の名称は「モビリティ54」で、9月にフランス・セーブル市に設立する。資本金は100万ユーロ(約1億1800万円)となる見込み。新会社ではアフリカで活動するスタートアップを発掘し、出資や融資を行っていく予定だ。豊田通商グループがアフリカ全土に持つ自動車事業のネットワークを生かし、投資先企業の成長を支援する。

アフリカは2050年に人口が約25億人と、現在の約2倍に拡大する見通しだ。人口増と所得水準の上昇が合わさり、新車市場も現在の年約120万台から急拡大すると見込まれている。スマートフォンの普及で、ライドシェアなどの移動サービスも徐々に浸透しつつあり、スタートアップが各地で生まれている。

実際、豊田通商は17年にCFAOを通じ、ケニアのスタートアップ、Sendyに出資した事例がある。同社は配車仲介である「ウーバー」の物流版とも呼べるサービスを展開。登録をしている運転手が電子商取引(EC)事業者の倉庫まで商品を取りに行き、購入者まで届ける仕組みだ。

豊田通商は12年にCFAOの買収でアフリカ事業を拡大した。現在は全土にあたる54カ国で自動車販売を展開。車の営業機能の移管を受けたトヨタを中心に、スズキ、VWなどの販売店も展開している。こうした販売などの基盤を生かして、有望なスタートアップを発掘するほか、事業の拡大を支援していく考えだ。

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