タイ、車生産が3カ月連続前年割れ ローン引き締めで

自動車・機械
東南アジア
アジアBiz
2019/8/22 15:48
保存
共有
印刷
その他

【バンコク=岸本まりみ】タイ工業連盟(FTI)は22日、7月の自動車生産台数が前年同月比7%減の17万847台だったと発表した。3カ月連続で前年実績を下回った。米中貿易戦争やバーツ高の影響で輸出向けの生産が減った。金融機関が自動車ローンの貸し出し基準を厳格化したことで、足元の伸びを支えてきたタイ国内の需要も鈍化した。

タイの国内市場は減速が鮮明になっている(3月、バンコク国際モーターショー)

仕向け地別にみると、輸出向けは14%減の8万3000台だった。オーストラリアや南米、アフリカ向けの生産が落ち込んだ。FTIは「米中貿易摩擦による景気減速の影響だ」と説明した。タイの通貨バーツが6年ぶりの高値圏で推移したことも輸出向けの生産減少要因となった。

国内向けは1%増の8万7847台と低成長だった。買い替え需要が一巡したほか、タイ中央銀行の要請を受けて金融機関が自動車ローンの引き締めを行ったことも影響した。

車種別でみると、乗用車の落ち込みが12%減と大きい。主力のピックアップトラックも4%減っだ。

1~7月累計の生産台数は123万6792台で前年同期を0.2%下回った。FTIは2019年の年間生産台数を215万台と予測するが、達成できるかは不透明だ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]