2019年9月24日(火)

米国防長官、ミサイル発射実験で「中国を抑止」

2019/8/22 12:47
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エスパー米国防長官は対中国強硬派とみられている=AP

エスパー米国防長官は対中国強硬派とみられている=AP

【ワシントン=中村亮】エスパー米国防長官は21日のFOXニュースのインタビューで、米国が18日に実施した地上配備型の中距離ミサイルの発射実験に関して「中国の悪質な行動を抑止するためだ」と強調した。米ロの中距離核戦力(INF)廃棄条約の制限を受けずに中距離ミサイルの開発を進めてきた中国を強くけん制した。

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 エスパー氏は「中国の経済力や野望を踏まえると長期的にはロシアよりも大きな課題だ」と指摘し、中国への対応を最優先課題に位置づける考えを示した。米国は18日、2日のINF条約の正式失効後に初めてとなるミサイル実験を実施し、中国に対する抑止力の強化を進めている。

米国はINF条約で地上配備型の中距離ミサイルの保有を禁じられていたが、国防総省は条約に縛られない中国が最大2650基を保有すると推計。中距離ミサイルは米軍基地がある米領グアムを射程にとらえており、大きな脅威だ。エスパー氏がINF条約の失効直後にもアジアへの中距離ミサイルの配備に意欲を示したのも中国に対抗する必要があると判断しているからだ。

トランプ政権は中距離ミサイル開発の推進と並行してロシアや中国に新たな軍縮の枠組みを呼びかけている。ここでも中国の核戦力増強を制限する必要があるとして中国に参加を強く求めている。ただ中国は米ロに比べて核戦力が大きく劣るとして参加を拒否しており、新たな枠組みに向けた道筋は見えない。

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