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飲料水の微小プラ影響なし 途上国では懸念、WHO

【ジュネーブ=共同】海に流出したレジ袋などが壊れて微小になったマイクロプラスチックによる汚染問題が深刻になる中、世界保健機関(WHO)は22日、マイクロプラスチックが飲料水に及ぼす影響について、上下水道に用いられている浄化装置でほとんど除去できているとして、現時点では健康に影響を及ぼす心配は少ないと報告書で結論付けた。

米ハワイの海岸に打ち上げられたさまざまなプラスチックごみ。マイクロプラスチックができる原因となる=米海洋大気局提供・共同

一方、発展途上国では適切な上下水処理がなされていない例も多く、水源がマイクロプラスチックで高濃度に汚染されていることが懸念されるとした。

マイクロプラスチックの大きさが150マイクロメートルより大きければ、体内に取り込まれることはないと報告書は指摘。これより小さいものの摂取はごく微量だが、どれだけ摂取すれば健康に影響が及ぶのかに関して研究は十分進んでおらず、さらなる調査が必要とした。

上下水道の処理施設では、マイクロプラスチックよりさらに小さく、健康に悪影響を及ぼす病原菌や化学物質も除去することが可能。このため、途上国では施設の整備を進めることで、マイクロプラスチックの問題にも対処できるとしている。

WHOのネイラ公衆衛生部長は「飲料水に含まれるマイクロプラスチックは、現状では健康に危害を及ぼすことはないとみられるが、プラスチックごみ汚染の拡大を世界中で防ぐことが必要だ」と訴えている。

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