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ブラジル大統領、アマゾン火災をNGOに責任転嫁

【サンタレン(ブラジル北部)=外山尚之】ブラジルのボルソナロ大統領は21日、熱帯雨林アマゾンで火災が増加している原因について「非政府組織(NGO)の職員はブラジル政府にダメージを与えるため、犯罪を行っているかもしれない」と述べ、NGOによる自作自演の可能性を示唆した。アマゾンでは違法伐採が急増しており、それに伴う森林火災も増えている。環境破壊の責任をNGOに転嫁した発言で、波紋を広げている。

アマゾンでは違法伐採に伴う焼き畑農業で森林火災が急増している(北部パラ州)

ボルソナロ氏は1月の政権発足以来、アマゾンで森林火災が急増したことについて問われ「我々がNGOへの公的資金を止めたことで、彼らは資金を失った」と回答。証拠を明示しないまま、NGOが資金を募るため、自ら火をつけているとの見方を示した。

ブラジルのボルソナロ大統領は地球温暖化に懐疑的な態度で知られる(21日、ブラジリア)=ロイター

ブラジル国立宇宙研究所(INPE)によると、2019年に入り、アマゾンでの火災発生件数は7万件を超え、前年実績を80%上回っている。地球温暖化に懐疑的な見解を示すボルソナロ氏がアマゾン地域の開発を容認する中、違法伐採と焼き畑農業が急増しており、森林火災を招いているとみられる。

「ブラジルのトランプ氏」と呼ばれるボルソナロ氏は奔放な言動で知られ、これまでも森林保護を訴えるNGOや欧州諸国をたびたび批判してきた。

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