2019年9月16日(月)

北朝鮮、燃料棒数千本取り出しか IAEA注視

米朝首脳会談
朝鮮半島
2019/8/21 22:06
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【ウィーン=共同】国際原子力機関(IAEA)外交筋は21日、北朝鮮が寧辺核施設の黒鉛減速炉から、使用済み核燃料棒3千~6千本を取り出した可能性があるとの見方を示した。IAEAは19日付の報告書で、原子炉からの燃料棒取り出しと再装填の可能性を指摘しており、プルトニウムを抽出する再処理が行われないかどうか動向を注視、監視を続ける。

IAEA筋は、実際に再処理が行われた場合には、抽出できるプルトニウムの量は「核爆弾1個分かそれ以上」になると述べた。新たな燃料を装填した減速炉が稼働すれば、プルトニウムがさらに増える恐れもある。

北朝鮮側は、2月にベトナムのハノイで行われた米朝首脳会談で、寧辺核施設の廃棄と引き換えに制裁解除を要求したが米国は拒否し、決裂。非核化交渉が停滞する中、北朝鮮は核兵器を増産する態勢を維持している懸念がある。

IAEA外交筋は、北朝鮮の核施設は寧辺だけではないとする一方「寧辺は心臓部であり、(廃棄で合意できれば)非核化の良いスタートになったはずだ」と指摘、米朝の非核化交渉が膠着したまま、北朝鮮の核計画が進展する可能性に懸念を示した。

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