2019年9月21日(土)

わずかな温度差で発電する技術を開発 NEDO、物材機構など

2019/8/21 19:46
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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と物質・材料研究機構、アイシン精機、茨城大学は21日、ありふれた材料のみで構成し、体温などわずかな温度差を使って発電する技術の開発に成功したと発表した。鉄とアルミニウム、シリコンから構成し、従来のような希少元素や毒性のある元素は含まず、材料コストは5分の1以下に削減可能という。

体温などで生じた温度差で得られた電力を使ってタブレット端末にデータを送信できた(21日、東京都千代田区)

センサーなどあらゆるモノがネットにつながる「IoT」関連機器に応用できるとみている。

物材機構の高際良樹主任研究員らは人工知能(AI)の機械学習と実験などを組み合わせ、地球上に存在する量が多い鉄とアルミニウム、シリコンで構成し、発電性能が高い材料を探索した。

実際に合成したところ5度の温度差で1平方センチメートル当たり85マイクロ(マイクロは100万分の1)ワットという発電性能が得られた。従来の材料に比べ、耐久性や熱に対する安定性なども優れているという。高際主任研究員は「鉄とアルミニウム、シリコンは究極の組成だ」と話した。

アイシン精機の登別事業所(北海道登別市)で1センチメートル四方の小型モジュールを製造した。体温などで温度差を生じさせると、得られた電力で近距離無線通信「ブルートゥース」を経由し、データをタブレット端末に送信できた。

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