竹山・前堺市長を証人尋問へ 政治資金問題で議会百条委
辞職に発展した堺市の竹山修身前市長の政治資金問題で、市議会の調査特別委員会(百条委員会)は21日、竹山氏を証人尋問することで全会派が合意した。日時は竹山氏と調整する予定で、2017年の市長選での選挙費用などに関し質疑する見込み。

百条委は、竹山氏の選挙運動費用収支報告書と後援会の報告書の二重計上などを調べるのが目的。竹山氏は百条委の設置が議会で可決された6月下旬に「私の政治資金は公金の問題ではなく、百条委は関係ないはずだ。出頭しない」とコメントしており、出頭に応じるかどうかは不透明だ。
大阪維新の会は竹山氏の前に後援会の出納責任者の出頭を求めていたが、他会派から「まず竹山氏を尋問して必要に応じて他の人を呼ぶべきだ」といった意見が出たため、折り合った。
地方自治法は、百条委からの証人尋問の請求に対し正当な理由なく出頭しなかった場合、禁錮6月以下か10万円以下の罰金を科すと定めている。委員長の池田克史市議は「出頭を拒否したら告発という流れになるが、そうならないよう竹山氏は委員会でしっかり説明責任を果たしてほしい」と話した。〔共同〕