銀行、休眠口座に手数料案浮上 マイナス金利を転嫁
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個人の預金口座にマイナス金利を課す動きが欧州で広がり、邦銀でも経営の検討課題として浮上してきた。中央銀行のマイナス金利政策が長期化し、収益の先細りが懸念される事態は日欧で変わらないためだ。マネーロンダリング(資金洗浄)対策などで口座管理に要する負担も増す。入出金が長く止まった休眠口座に一定の手数料を課す案が有力との見方もある。
欧州では20日にデンマークのユスケ銀行が預金残高750万クローネ(約1億1900万円)を超える口座を対象に、12月から年0.6%の手数料を徴収する