2019年9月22日(日)

世界ペア碁最強位、韓国ペアが防衛

文化往来
2019/8/23 6:00
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囲碁で、球技のダブルスのように男女2人1組になって戦う「ペア碁」の世界一を決める「世界ペア碁最強位戦2019」が8月19~20日、東京都内のホテルで開かれた。前回大会で最強位のタイトルを獲得した韓国の崔精九段(チェ・ジョン、22)と朴廷桓九段(パク・ジョンファン、26)のペアが、挑戦者を寄せ付けずに防衛し、2連覇を果たした。

ペア碁最強位のタイトルを防衛した韓国の崔精九段(左)と朴廷桓九段(左から2人目)

ペア碁最強位のタイトルを防衛した韓国の崔精九段(左)と朴廷桓九段(左から2人目)

大会には日本、中国、韓国、台湾の4カ国・地域のトッププロが出場した。タイトル挑戦者を決める本戦には8組16人が参加し、韓国の呉侑珍六段(オ・ユジン、21)と申眞ソ九段(シン・ジンソ、19)ペアが勝ち抜いて挑戦権を得た。しかしタイトルをかけた最強位決定戦では、男女それぞれの世界トップと目される朴九段と崔九段が、息の合った打ち回しで強さを見せつけた。

日本勢は上野愛咲美女流棋聖(17)と国内四冠をもつ井山裕太王座(30)ペアなど3組が本戦に出場したが、いずれも1回戦で敗退した。それでも会場には2日間でのべ1800人のファンが訪れ、対局後の出場者と談笑して記念写真を撮影するなど終始和やかな雰囲気だった。

日韓関係が悪化するなかでの開催となり、朴九段は「大会に参加できて感謝しているし、こうして囲碁で交流できるのはいいことと思う」と感想を述べた。井山王座も「ペア碁は真剣勝負とはいえ、人と人のつながりを大切にする。国際情勢がどうあれ、互いに楽しめるのが囲碁のいいところ」と話した。

ペア碁は約30年前に日本で考案された。世界ペア碁協会の松浦晃一郎会長は「ペア碁での交流は国際関係がいいときも悪いときもずっと続いてきた。大会は祭典のようなところがあり、長い目でみるとプラスになるはず」と語った。

(山川公生)

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