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パラリンピック競技の見どころは 22競技で熱戦期待

2019/8/21 19:55 (2019/8/22 1:41更新)
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リオパラリンピックで米国と対戦したゴールボール女子日本代表(2016年9月)

リオパラリンピックで米国と対戦したゴールボール女子日本代表(2016年9月)

2020年8月25日~9月6日の日程で行われる東京パラリンピックのチケット抽選販売への申し込みが22日始まった。パラ史上最多となる4400人の選手の参加が見込まれ、五輪では実施されない競技を含む22競技540種目で熱戦を繰り広げる。過去に出場経験があるなど、大会を知る人たちに競技の見どころを聞いた。

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車いすバスケの元日本代表キャプテンの根木慎志さん

車いすバスケの元日本代表キャプテンの根木慎志さん

「パラアスリートの卓越した身体能力や技術を見て、同じ人間である自分の可能性を感じてほしい」。00年シドニー大会で車いすバスケットボール日本代表の主将を務めた根木慎志さん(54)はパラスポーツの魅力をそう語る。

障害は「不自由」と思われがちだが「誰にでも不自由さはある。それを乗り越えて競技をする様子を見てシンプルに『すごい!』と思ってくれたらうれしい」。小さな声援でも選手には聞こえているといい「励みになるので、ぜひ会場で応援を」と呼びかける。

観戦前にルールや用具について知っておくとパラスポーツの奥深さに触れることもできる。「同じ車いすでもバスケ、ラグビー、陸上向けで形状や車輪の数も違う。色々な種類を見比べてみても楽しいのでは」

障害者スポーツの写真家の清水一二さん

障害者スポーツの写真家の清水一二さん

パラリンピックの大会写真を多く撮ってきた写真家の清水一二さん(65)は「視覚障害や義足でも果敢に前へと踏み込み、堂々とプレーする選手の姿は見る側の心を揺さぶる」と語る。

会場でないと味わえない臨場感は格別で、細かいターンや急発進を駆使する車いすラグビーでは、観客席までタイヤのゴムが焦げるにおいがすることもある。車いすラグビーは大会最初の週末に決勝が行われ、メダル獲得も期待される。

清水さんがほかに注目する競技は、視覚障害者が目隠しをして相手ゴールにバスケほどの大きさのボールを投げ入れるゴールボールだ。3対3で行い、選手はボールの中にある鈴の音を頼りにプレーする。「観客が声を出すのは禁止で、会場が静まり返り独特の緊張感が漂うが、点が入るとせきを切ったように歓声が上がる」

10年バンクーバー大会のアイススレッジホッケー銀メダリストでパラスポーツの普及活動に取り組む上原大祐さん(37)は「足や腕などの障害を前に選手がどうプレーするか。豊かな想像力が生み出す超人的なパフォーマンスは見逃せない」と説明する。

上原さんの注目競技は視覚障害者らによる5人制のブラインドサッカーで、選手たちはボールの転がる音やチームメートの声などを頼りにドリブルやシュートの方向を予測する。上原さんは「多くの競技で用具が選手を支えている。いかに使いこなしてプレーの質を高めようとしているか、その技巧にも着目してほしい」と話している。

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