サハリン油田と銀河 芸術文明史家 鶴岡真弓

エッセー
2019/9/3 15:29
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日本経済新聞 電子版
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この夏、サハリンに旅をした。州都ユジノサハリンスクの郷土資料館の「和」の様式には、北緯50度線を境に日本が南樺太を領有していた時代の名残がある。正面の狛犬(こまいぬ)や、二階展示室の壁面に描かれた富士山風の水墨画が、近代極東の島国が抱いた一夜の幻のように浮かび上がってくる。

宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』は、妹トシの死の翌年、大正12年宗谷海峡を渡り、樺太鉄道に乗って北上した旅が霊感源になったと…

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