日中韓、年内首脳会談で準備 中国「日韓は問題解決を」
3カ国外相が会談

2019/8/21 10:40 (2019/8/21 13:15更新)
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北京郊外で開かれた日中韓3カ国外相会談(21日)=共同

北京郊外で開かれた日中韓3カ国外相会談(21日)=共同

【北京=地曳航也】河野太郎外相と中国の王毅、韓国の康京和(カン・ギョンファ)両外相は21日午前、北京郊外のホテルで会談した。中国が議長国を務める3カ国首脳会談の年内開催に向け準備する方針を確認した。王氏は会談後の共同記者発表で日韓関係の悪化に触れ「日本と韓国は問題解決の方法を見つけ出してほしい」と求めた。

日中韓外相会談は2016年8月に東京で開いて以来。河野氏は記者発表で「2国間の関係は困難に直面することもあるが、日中韓協力はしっかりと進めていくべきだ」と話した。康氏は「3カ国の協力を正しい方向に発展させるためには歴史を直視し未来に向かって進むという精神を忘れないことが重要だ」と述べた。日本の輸出管理の厳格化を念頭に「一方的、恣意的な貿易報復措置を排除し、域内に漂う不確実性を取り除きたい」とも語った。

前回の日中韓首脳会談は18年5月に約2年半ぶりに東京で開かれ、中国の李克強(リー・クォーチャン)首相、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が来日した。08年から3カ国の持ち回りで開催しており、次回は中国が議長国を務める。

3カ国外相は短距離弾道ミサイルなどの発射を繰り返す北朝鮮への対応を協議した。非核化に向け米朝交渉を後押しする方針を申し合わせた。自由貿易を推進する重要性でも一致し、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の年内妥結に向けた協力や日中韓の自由貿易協定(FTA)の交渉促進を確認した。

河野氏は日中韓外相会談の後、韓国の康外相と会談する。日本政府が今月2日に輸出管理の優遇対象国から韓国を除外する決定をして以降、個別会談は初めてとなる。河野氏は元徴用工訴訟問題を巡り、韓国側が日韓請求権協定に違反しているとして改めて是正を求める。韓国が破棄を示唆する日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の延長も促すとみられる。

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