2019年9月16日(月)

トランプ氏、ベネズエラ政権幹部と接触 切り崩しか

トランプ政権
中南米
2019/8/21 6:41
保存
共有
印刷
その他

【サンパウロ=外山尚之】トランプ米大統領は20日、ベネズエラ政府の幹部と接触していることを明らかにした。「我々はベネズエラの複数の代表者と話している」と述べた。米政権はこれまでベネズエラ情勢の正常化に向け野党陣営を支援してきたが、事態の膠着が続く中、政権側の切り崩しに力を入れ始めたとみられる。

ベネズエラのマドゥロ大統領(左)とナンバー2と目されるカベジョ制憲議会議長(7月、カラカス)=ロイター

AP通信が18日、トランプ政権がマドゥロ政権のナンバー2と目されるカベジョ制憲議会議長と秘密裏に接触していると報じていた。この件について質問を受けたトランプ氏は「誰とは言えないが、とても高いレベルで話している」と認めた。

トランプ政権はこれまで、野党指導者のグアイド国会議長を暫定大統領として承認し、マドゥロ政権を支える幹部や軍人らに離反を促してきた。こうした手段が行き詰まりを見せる中、カベジョ氏ら政権幹部にマドゥロ氏を追放させる見返りに、米国が科している経済制裁の解除を持ちかけた可能性がある。

もっとも、実現可能性は未知数だ。4月30日に発生したグアイド氏が軍人に蜂起を促すクーデター騒動の際にもトランプ政権はマドゥロ政権の幹部であるパドリノ国防相に水面下で接触していたが、パドリノ氏は協力を拒否。後に「彼らはばかげた申し出とともに私を買収しようとした」と暴露された経緯がある。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。