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イタリア首相が辞意表明、政権継続困難と判断

【ジュネーブ=細川倫太郎】イタリアのコンテ首相は20日、議会上院で演説し、辞意を表明した。連立政権をつくる極右「同盟」と左派「五つ星運動」の対立が激化し、同盟が内閣不信任案を提出したことで政権運営は困難と判断した。イタリア政局が流動化するのは避けられない。

コンテ氏は20日の演説で、連立政権は崩壊したとの認識を示し「今日中に大統領に辞表を提出する」と述べた。政権危機の引き金となった同盟を率いるサルビーニ副首相について「個人と党の利益しか考えておらず無責任だ」と非難した。

コンテ氏は政治経験のない法学者出身で、2018年6月に発足した同盟と五つ星による連立政権で首相に担ぎ出された。

マッタレッラ大統領がコンテ氏の辞表を受理すれば、21日から各党と新政権樹立に向けた協議を始めるとみられる。大統領は議会の解散権を持つ。各党との協議が円滑に進まない場合、解散して総選挙を実施する可能性もある。イタリアの政治情勢は混迷が避けられず、金融市場にも影を落としそうだ。

昨年6月に誕生した連立政権では同盟と五つ星が主導権を争い、優先する経済政策の食い違いなどから対立が深まっていた。

このため同盟のサルビーニ氏は五つ星との関係修復は不可能として、9日にコンテ内閣の不信任案を提出。高い支持率を背景に早期の議会解散と総選挙が必要と主張していた。五つ星や昨年の総選挙で敗北した野党・民主党は早期の総選挙を回避したい意向とみられる。

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