生活の満足度、11分野で測定 内閣府が新指標

2019/8/20 20:25
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内閣府は生活の満足度を測るため、新たに11分野で構成する指標群(ダッシュボード)をまとめた。「家計と資産」「ワークライフバランス」のほか、「社会とのつながり」や「子育てのしやすさ」などを評価する。国際機関の調査では、日本の幸福度は先進国で最低の水準にある。経済指標には映らない暮らしぶりを見えるようにして、政策の立案に役立てる。

ダッシュボードは全部で11分野からなり、それぞれの質を測るために3つの客観指標を選んだ。たとえば「家計と資産」は、可処分所得金額、金融資産の残高、生涯賃金の3つの指標で測る。

ダッシュボード作成に先立って内閣府が国民約1万人を対象に実施した生活の満足度調査では、頼りになる人の数やボランティア活動の頻度が増加するほど満足度が高いことがわかった。

こうした傾向を踏まえ、指標群の11分野には「社会とのつながり」を加えた。つながりの質は(1)ボランティア行動者率(2)個人寄付総額・ふるさと納税受け入れ額(3)交際・人付き合いの時間――の3つで見る。日本のボランティア行動者率は最新の16年時点で26%で、3~4割超の欧米に比べると低い水準にある。

ダッシュボードの数字は最新の指標が発表され次第更新する。今後専用のホームページを開設し、地域ごとでも指標の動きが見られるようにする。「地方自治体の政策立案にも役立ててもらいたい」(内閣府)としている。

国連の関連団体が毎年発表している「世界幸福度リポート」で日本は年々順位を下げ、19年版で58位と先進国で最低レベルにある。日本は健康寿命で2位、1人当たり国内総生産(GDP)では24位だったが、「人生選択の自由さ」や「寛容度」が低く、幸福度を押し下げた。

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