老人施設浸水巡る訴訟和解 岩手、16年台風で9人犠牲

2019/8/20 16:26
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2016年8月の台風10号の豪雨で浸水した岩手県岩泉町の高齢者施設「楽ん楽ん」の入所者9人全員が死亡した問題で、うち6人の遺族計17人が施設の運営法人に計約1億1145万円の損害賠償を求めた訴訟は20日、盛岡地裁(中村恭裁判長)で和解が成立した。施設側代理人によると、施設側が謝罪し賠償金を支払う。金額は非公表。

命日の今月30日より前の和解を望んだ遺族の意向に沿う形となった。

訴状によると、施設側は16年8月30日午前9時ごろに「避難準備情報」が発令された時点で、入所者を避難させる義務があったのに怠ったとしている。近くを流れる小本川が氾濫し施設が浸水し9人が死亡した。

施設側は昨年7月の第1回口頭弁論で、賠償責任を否定する一方、道義的責任から被害者1人当たり100万円の弔慰金を支払う考えを示していた。〔共同〕

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