長崎・山梨知事就任6カ月 「スピード感まだまだ」

2019/8/20 15:00
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2月に就任した山梨県の長崎幸太郎知事はこれまでに、富士山登山鉄道構想の検討会立ち上げやリニア中央新幹線の新駅検証のための乗降客数調査開始などに取り組んだ。就任6カ月で報道各社のインタビューに応じた長崎知事は「できたことは予定の3割。スピード感はまだまだ」と述べた。主なやりとりは次の通り。

インタビューに答える山梨県の長崎知事(山梨県庁)

――就任から6カ月が過ぎました。

「検討した結果が実行に移され、県民の生活にインパクトを与えて初めて成果といえる。一生懸命やっているが、答案用紙に名前を書いただけの段階で、点数の付けようがないというのが現状だ」

――これまでに予定していたうち、どの程度できましたか。

「目指していた3割だ。世の中の流れは速い。まだまだスピード感が十分じゃない。県の職員はポジティブに対応している。直列型でなく並列型で進めていく」

――中部横断自動車道整備の県負担が、164億円から1億円に圧縮されました。

「これも成果といえば成果だが、国とまじめに議論して、交付税制度に関する理屈が99%理解された結果といえる。行政プロセスで完結する話だ。国と県が両輪になることを県民に示すことはできた」

――リニア新駅の位置の判断は、いつごろになりますか。

「目標は山梨について価値を最大化する場所にすることだ。人が(山梨に)来る理由をつくりたい。根拠のある議論をするのが大事で、その議論のための事実と数字をそろえている。できるだけ早くするが、時間をかける」

――リニア新駅を現在の予定地から変更するのは難しいのではないですか。

「難しいといっても今後の50年、100年にかかわる話なので、歴史に名前が残るような誤った判断といわれないようにする」

――富士山登山鉄道構想は今後、どのように進めていくのですか。

「富士山は押し寄せる観光客による環境負荷の問題があり、通年型にもなっていない。今のままでは観光地として飽きられる。永続的に地元に経済的な潤いをもたらすことを考えないといけない。国内外の観光客には県の財政にも貢献してもらいたい。(登山鉄道は)基本は民間の運営事業で、県の負担は付随的なもの以外にない。それらをパッケージで県民に示して評価してもらう」

――6月補正予算では、知事選で掲げた公約はすべて着手したと発表しました。

「着手は誰でもできる。着手はして当たり前。県民の生活に良い影響を及ぼして初めて評価できる。詳細を詰めないといけない課題が多い。着手した施策はいずれよい影響は与えるはずだが、そこに至るまではまだ3割ということだ」

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