ブラジル大統領、偽動画を拡散 ノルウェーの捕鯨攻撃で

2019/8/20 5:23
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【サンパウロ=外山尚之】ブラジルのボルソナロ大統領がノルウェー政府を非難する目的でフェイク動画をSNS(交流サイト)上に投稿し、物議をかもしている。アマゾンの森林伐採を巡り両国が対立する中、ボルソナロ氏はノルウェー政府が捕鯨を支援しているとして非難する動画を投稿したが、後に捕鯨はデンマークのものだったと判明した。

ブラジルのボルソナロ大統領は過激な言動で知られる(10日、ブラジリア)=ロイター

ボルソナロ氏は18日夜、「アマゾン基金の40%は環境主義者たちの避難所となっている非政府組織(NGO)に使われている。ノルウェーが支援している、クジラの殺害を見ろ」とツイッターに投稿し、捕鯨で血で赤く染まった海の様子を紹介した。地元メディアは19日、この動画はデンマーク領のフェロー諸島のものだとして、「フェイクニュースだ」と非難した。

ボルソナロ氏は海外メディアに「ブラジルのトランプ氏」と呼ばれ、過激な言動で知られる。本家トランプ氏同様、地球温暖化にも懐疑的な姿勢を示す。ボルソナロ政権の発足後、アマゾンの森林伐採が放置されているとして、ドイツやノルウェーが8月に入りアマゾン保護に使われる「アマゾン基金」への資金拠出を停止し、ボルソナロ氏はこれに反発していた。

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