2019年9月18日(水)

国東半島の寺院 104カ国語で発信、QRコードで

2019/8/19 20:19
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大分県国東半島の神社や寺、地元観光協会などで構成する「宇佐国東半島を巡る会」は9月から、寺院が保有する文化財の情報を英語や中国語などに翻訳して提供するシステムを導入、インバウンド(訪日外国人)誘客強化に乗り出す。

外国人観光客向けの観光・文化財情報の提供が9月から始まる宇佐神宮(大分県宇佐市)

八幡神社の総本宮・宇佐神宮(同県宇佐市)や国宝の阿弥陀堂で知られる富貴寺(同県豊後高田市)など、まず10カ所程度にQRコードを設置、9月からサービスをはじめる。年度内に100カ所に拡大する。

翻訳アプリのKotozna(東京・港、後藤玄利社長)が開発した104カ国語対応の自動翻訳ソフトを活用する。観光客は寺院に設置されたQRコードを読み込むと解説や動画を見ることができる。文化財情報を詳しく知りたいインバウンドには人工知能(AI)を活用した自動応答システム(チャットボット)で回答する。

後藤社長は「インバウンド観光は地方に残された数少ない成長エンジン。多くの観光客に喜んでもらえる地域づくりを進めたい」と話している。 さらに詳しい情報は、地元観光協会の担当者が翻訳アプリを活用してSNS上で質問に答える体制とする。観光客が観光地への感想や疑問を伝え合うグループチャット機能も備える。

同半島は神仏習合の発祥地として近年、海外客への認知度が高まっており、このほど文化庁の支援事業に採択された。富貴寺住職の河野英信・宇佐国東半島を巡る会会長は「国東半島にはまだ知られていない名所がある。英語を話す人も少なく、多言語翻訳システムは大変便利だ」と期待している。

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