バス路線再編、新たに4方面で試案 法定協で岡山市

2019/8/19 19:12
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協議会で意見を述べる岡山電気軌道の小嶋社長(19日、岡山市)

協議会で意見を述べる岡山電気軌道の小嶋社長(19日、岡山市)

岡山市は19日、路線バスを中心とした公共交通網のあり方を巡る法定協議会の会合を開いた。4月に提示した2方面に加えて新たに市中心部から東部3方面、南部1方面に向かう計4方面のバス路線について再編の試案を示した。市では2019年度中のマスタープランの策定を目指しているが、事業者との協議は難航が予想される。

会合は4月11日以来の4回目の開催。試案を示した4方面は一部区間で2社が重複しており、系統の統廃合や減便で、経費節減や末端部への路線新設を促す。昼間の便を朝の通勤時間帯に振り向けるほか、中心部への直行便を設けて、混雑緩和を進める。今後は減便分の運賃収入の再配分など、事業者と運用について調整を進める。

ただ、岡山電気軌道(岡山市)の小嶋光信社長は「再編の前に、交通網をどう維持するか理念とビジョンがなければいけない。コスト削減効果の試算にも間違いがある」と指摘。低運賃循環バスを運行する八晃運輸(同)の成石敏昭社長は「『事業者間の協力を』と言うならば、岡山駅乗り入れに関して前に進めてほしい」と訴えた。

大森雅夫市長は「利用しやすい公共交通の整備へ、事業者間でまだまだ調整が必要な点はある」との認識を示した。そのうえで「高齢者割引などに向けた税金投入を検討する前に、全体の路線像を早く定めていきたい」と述べた。

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