色とりどりのメダカ優雅に 栃木の水族館「涼感じて」
栃木県唯一の水族館「なかがわ水遊園」(同県大田原市)で、100種約千匹のメダカを展示する企画展が親子連れに人気だ。色とりどりのさまざまなメダカが水槽で泳ぐ姿が見られ、担当者は「優雅な動きで涼を感じてほしい」と話している。9月1日まで。

水遊園によると、野生のメダカは現在、絶滅危惧種となっているが、江戸時代には改良が始まっていたとされ、これまでに500品種以上が誕生。一部の地域では食用でもあったという。
企画展では野生種のほか、長いひれを持つものや背中が光って見えるもの、ダルマのようにずんぐりとした体形など、観賞用に改良されたメダカを展示。1994年にスペースシャトル「コロンビア号」で宇宙に行ったメダカの子孫「宇宙メダカ」もいる。
家族で訪れた同県那珂川町の小学5年、田代漣君(11)は「見たことのないメダカもいた。たくさんの種類がいて面白かった」と笑顔で話した。
期間中、新潟県で珍味として食べられる「メダカのつくだ煮」の試食イベントも開催した。25日と31日には養殖メダカのオイル漬けをピザで味わう体験会がある。体験会は事前申し込みが必要で、問い合わせは電話0287・98・3055。
〔共同〕