2019年9月23日(月)

高校野球

明石商、初の4強 光ったリスクマネジメント

2019/8/18 16:52
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明石商は二回までに6-1とリードしたが、いずれ順風がやむことを狭間監督は覚悟していた。「6点取れたら6点取られると思っていた」との言葉通り、六回に八戸学院光星に追い付かれる。

【履正社が関東第一下す 夏は初の4強 甲子園】

八戸学院光星に勝利しガッツポーズする中森(手前)と喜ぶ明石商ナイン(18日、甲子園)=共同

八戸学院光星に勝利しガッツポーズする中森(手前)と喜ぶ明石商ナイン(18日、甲子園)=共同

八回、明石商は1死二、三塁からスクイズ失敗で2死三塁に。意気消沈しかけたところで相手が暴投、思わぬ形で決勝点が転がり込んだ。ただ、決して自力で流れを引き寄せたわけではない「紙一重」(狭間監督)の試合。勝敗を分けたのは明石商のリスクマネジメントの確かさだったのではないか。

6-6の七回、2番手の溝尾が2死三塁のピンチを招いたところで狭間監督が動いた。エース中森の投入。序盤での起用を視野に入れつつ先発の杉戸と溝尾で何とかやりくりしてきたが、ここが勝負どころと踏んだ。

ピンチを脱した中森は八回にも窮地に陥ったものの、今度は守備陣が踏ん張る。2死一、三塁から相手の一塁走者がスタートし、一、二塁間でストップ。おとりになって三塁走者を生還させる狙いを察知した明石商は、すかさず一塁手の岡田が一塁走者の背後に走り寄る。球が捕→遊→一と素早く渡り、スリーアウト。三塁走者がスタートを切るきっかけさえ与えなかった堅守に、狭間監督は「うまいでしょ。(一塁手が)距離を縮めているから三塁走者が出る暇がない。そういう練習をしてきた」。

同点までは許しても、勝ち越しはさせない。終盤の攻防の醍醐味を存分に味わわせてくれる好試合だった。

(合六謙二)

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