2019年9月19日(木)

アルゼンチン、財務相が辞職 政策巡り路線対立か

2019/8/18 15:41
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【サンパウロ=外山尚之】経済混乱が続くアルゼンチンで17日、マクリ政権の財政政策を統括していたドゥホブネ財務相が辞職を発表した。同氏は国際通貨基金(IMF)との交渉役や緊縮財政のかじ取りを務めており、財政規律を重視していた。格付け会社フィッチ・レーティングスやS&Pグローバル・レーティングは既にアルゼンチン国債の格付けを引き下げており、ドゥホブネ氏辞職は市場にさらに影響を及ぼしそうだ。

アルゼンチンのドゥホブネ財務相(右)はマクリ大統領の下でIMFとの交渉役などを務めた(2018年7月、ブエノスアイレス)=ロイター

10月の大統領選を前に左派の野党候補が優勢な中、現職のマクリ大統領は14日、最低賃金の引き上げや公務員への特別一時金などを柱とする新たな政策を発表した。地元メディアによると、財政規律を重視するドゥホブネ氏はこれらの手法に反対していたという。辞職の背景には財源の裏付けがない経済政策を打ち出したことを巡る路線対立があったとみられる。

ドゥホブネ氏は17日、「状況を鑑み、(政府の)指導者は経済分野の著しい刷新を必要としている」とする公開書簡を発表した。後任には中央銀行のエコノミストやブエノスアイレス州経済相などを歴任したエルナン・ラクンサ氏が就任する。

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