全米の空港で入国管理システム障害 数時間で復旧
旅行客らに影響
(更新)

【シリコンバレー=白石武志】米税関・国境取締局(CBP)は16日、米国の空港で使われる入国管理システムに一時障害が発生したと発表した。影響は全米の空港に広がったが、数時間後に復旧した。米ニューヨークのJFK空港などでは一時、手動のバックアップシステムに切り替えて対応したものの、入国審査待ちの長蛇の列が発生した。
CBPは16日午後、全米の空港で入国管理システムが一時的に停止したと公式ツイッターで明らかにした。16日夕までに復旧し、通常通りの処理が再開した。CBPは原因を明らかにしていないものの、「混乱が悪意によって引き起こされたことを示すものはない」としており、サイバー攻撃などの可能性を否定している。
システム障害は旅行客が増える夏休み期間の週末を襲う形となり、各空港の入国審査場では通常よりも長い待ち時間が発生した。ロサンゼルス国際空港では利用客に対し、同日夜にかけての出発便への影響を航空会社に確認するよう呼びかけている。
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