子どもの吃音に理解を 学校現場の対応指南本が出版

2019/8/16 10:17
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授業中に音読でどもってしまう、早口すぎて話が分かってもらえない……。話したくても言葉がうまく出てこない子どもたちのことを教師や他の子に理解してもらうための本「吃音(きつおん)・チック・トゥレット症候群のおともだち」(ミネルヴァ書房)が、このほど出版された。

子どもの吃音(きつおん)やチックの理解を深める本「吃音・チック・トゥレット症候群のおともだち」=共同

本人がどう感じているか、周囲がどのように受け止めたらいいのかを、具体的なエピソードを交えて解説している。

例えば小学3年生の女児が、クラスで自己紹介をするときにどもってしまった事例では「か行がうまく話せない。自分の名前なのにうまく言えない。また失敗するんじゃないかと不安になる」という心の声を紹介。教師や他の生徒がゆっくり話せるように待ってあげたり、どんなことで困っているかを話し合ったりすることで本人が過ごしやすくなるとしている。

吃音やチックは発達障害の一種で、吃音の発生率は人口の約1%といわれている。学校でからかわれたり、笑われたりして悩むケースも多い。監修した藤野博・東京学芸大教授は「話すことがコンプレックスにならないよう、周囲が理解し、学校の中で安心して学べる環境を整える必要がある」としている。〔共同〕

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