2019年9月21日(土)

ダンスが縁でサモア応援 いわき市、ラグビーW杯

2019/8/16 10:16
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温泉施設スパリゾートハワイアンズで続くサモア伝統のファイアナイフダンス(1日、福島県いわき市)=共同

温泉施設スパリゾートハワイアンズで続くサモア伝統のファイアナイフダンス(1日、福島県いわき市)=共同

9月に開幕するラグビー・ワールドカップ(W杯)で日本とも対戦する南太平洋のサモアを、福島県いわき市が市を挙げ応援している。無縁そうに見える両者をつないだのは、市内の温泉施設スパリゾートハワイアンズで続くサモア伝統のファイアナイフダンス。代表チームの合宿地にも選ばれ、歓迎ムードが高まっている。

6月20~28日、市内の市立小中学校全104校の給食に、サモアでは一般的なカカオを使ったケーキが出された。2年前に始まった年に一度の「サモア給食」だ。料理を食べた小学5年、鈴木琉夏さん(11)は「ほかのサモア料理も食べたい」と笑った。

距離が縮まったのは2015年に同市で開催された「太平洋・島サミット」。市は「ファイアナイフダンスがハワイアンズで行われていたことから」(市職員)、サモアとの交流を始めた。

「サモア給食」を楽しむ小学生(6月、福島県いわき市の市立三和小学校)=共同

「サモア給食」を楽しむ小学生(6月、福島県いわき市の市立三和小学校)=共同

ナイフの付いた長さ約90センチの棒の両端に火をつけ、屈強な男性ダンサーらが体の周りでバトンのように回すダンスは、ハワイアンズでフラダンスと共に大人気の催しだ。

サモアは島サミットの翌年、ハワイアンズに名誉領事館を設置。高校生の相互派遣も始まった。ラグビーW杯の事前合宿地にも選ばれ、サモア代表は9月10日から6日間いわき市で過ごす。市では応援ツアーやパブリックビューイングの準備を進め、市役所は歓迎ポスターでいっぱいだ。

ハワイアンズの運営会社の社長で、名誉領事も務める井上直美さん(68)は「(ダンスから)サモアとの交流が始まるとは想像もしていなかった。日本とも戦うが領事としてはサモアを応援しないと」と笑う。

市の担当者も「大会のレガシーとして今後もサモアとの交流を続けていきたい」と話している。〔共同〕

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