2019年9月16日(月)

メキシコ5年ぶり利下げ 金融緩和で景気刺激

2019/8/16 3:33
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メキシコ銀行(メキシコシティ)=ロイター

メキシコ銀行(メキシコシティ)=ロイター

【メキシコシティ=丸山修一】メキシコ銀行(中央銀行)は15日に開いた定例の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%引き下げて8%にすることを決めた。利下げは5年2カ月ぶり。経済の停滞に加え、インフレ水準が中銀の目標範囲内に収まってきていることが決定を後押しした。米連邦準備理事会(FRB)による7月末の利下げを受け、世界的に金融緩和の動きが強まっている。

メキシコ中銀の利下げは2014年6月以来となる。FRBの金融政策に対応して通貨防衛やインフレ抑制のため、15年12月から断続的に政策金利を引き上げてきた。

ディアスデレオン総裁は15日、地元メディアの取材に物価上昇率が落ち着いてきたことに加え、経済の停滞が理由だとし「より明確な景気減速へのリスクが高まっている」と危機感を示した。

メキシコは18年12月に発足したロペスオブラドール政権の下で、実質ベースの国内総生産(GDP)が1~3月期に前期比でマイナスに落ち込んだ。経済界からは金融緩和による景気刺激を求める声が上がり、ロペスオブラドール氏も、米ブルームバーグ通信とのインタビューで「経済成長を促すために利下げは重要だ」とメキシコ銀に対し、実質的に利下げを求めていた。

7月の物価上昇率はメキシコ銀が目標とする2~4%内に収まり、通貨ペソもアルゼンチンを巡る混乱があったものの、1ドル=19ペソ台を維持している。FRBが10年半ぶりに利下げを決定したことで、メキシコ銀も利下げの環境が整ったと判断したもようだ。

米国の利下げを受けて、世界では金利引き下げの動きが強まっている。米利下げを先取る形でフィリピンや韓国、インドネシアが利下げに踏み切ったのに続き、8月に入ってからもインドやニュージーランド、タイが利下げを実施した。

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